クロムの温調用クーリングタワーを更新しました。
普段人目につかない工場北西の屋根の上、
砂利混じりのカラっ風に叩きつけられながらも
創業以来40年間、
粛々と仕事してきた寡黙でタフな奴でしたが、
昨年末に異音を発してファンが突然停止。
しかし部分修理したところで余命は短い、
とりあえず今は冬、
循環水かけ流しで外気に触れてりゃいいよねと、
現状放置でハマネンさんへ発注をかけました。
そして例年より早い春が到来し、満を持しての更新です。
当時より冷却守備範囲が狭くなりましたので、
325L/min→260L/minへ一回りダウンサイジング、
この際なんで老朽化進む循環ポンプも一新しました。
電気・水道・エアー・冷却水(5年前ボイラ撤去でお湯は無し)・排水処理。
工場の動脈静脈を担う
普段あって当たり前、のインフラ設備は、
たいがい20年30年は持ちますので、
とりあえず廻ってりゃいいやと、
更新のタイミングがズルズルと先延ばしになりがちです。
しかし、インフラなくしてモノズクリなし。
お伊勢さまの式年遷宮は20年。
スズキ修会長も、
「会社存亡の危機は25年ごとにやってくる」とおっしゃりますので、
組織内で記憶のタスキをつなぐためにも、
この四半世紀あたりをメドにすべきなのでしょう。
一世代に一回やるかやらないかの設備更新、ならばそこは、
俺が今やっとくから、次は墓の中から見守ってやるよ。
ぐらいの気持ちで、早め早めに済ませておくのがよろしいかと思います。
ヌートバー
ペッパーミルで教えてくれた
つなぐ姿勢